エチオピアから帰ってくるな!

 

私のエチオピア出張は2週間の予定だったので

 

食料も

下着も服も

お金も

 

2週間分しか持って来ていません。

 

 

約束の2週間が目前に迫ったある日

社長から電話があり、

 

「仕事終わってへんのわかってるやんな?3ヶ月いっぱいそっちおってくれるか」

 

と言われました。

 

 

え、、、、、、、、、、

 

 

私はこのとき初めて知ったのですが

航空券には搭乗日を変更できるものとできないものがあります。

私のチケットは90日OPEN

つまり出発から90日以内であれば復路の日を変更できるのです。

 

 

 

「帰りたい」

 

 

とは言えませんでした。

 

仕事は終わっていないどころか何も始まっていなかったからです。

 

「わかりました」

と答え、

 

「来週帰れない。詳しくはまた連絡します」

と、なんとか母にメールしました。

 

 

戦時中か!!!とツッコミたくなりますが(笑)

 

 

当時はまだスマホはなくLINEやFacebookもありません。

 

ホテル内でインターネットが使えるビジネスセンターは20時でCLOSE。

部屋でインターネットを使うには、

ダイヤル回線といって、電話線を専用アダプター経由でパソコンに繋ぎネットに繋ぐのですが、

これが驚異的に遅いのです。

Skypeはあったのですがネットが遅すぎて途切れ途切れ

当時のエチオピアのネット状況は最悪でした。

 

それに時差が6時間ありました。
エチオピアは日本より6時間遅れてます。

 

 

 

約束の2週間がすぎ、

 

持ってきていた食料が底をつきました。

 

当時のエチオピアは貧しかったらからなのか?
家族と過ごす時間を大切にしていたからなのか?

仕事終わりに仲間でご飯を食べに行くような習慣はありません。

そのため私は仕事を終え18時頃ホテルに戻ると

持参していたカップヌードルやレトルトのカレー、おかゆ、コーンスープを夕食にしていました。

部屋でも料理ができるように、と

出張前に社長が、

コンセントにさすと加熱される小さな鍋(持ち運び可)をくれたので、

それでお湯を沸かしていました。
(部屋にT-FALはありませんでした)

さすが社長、旅慣れています!!!

 

でも鍋はあっても肝心の食料がないのです、、、

 

寂しさ
孤独
不安
空腹

 

よくわからない感情がごちゃごちゃに入り混じって

私はホテルの部屋で布団をかぶって号泣しました。

 

 

お母さんのポテトサラダをあんなに恋しく思った夜はありません。

 

 

泣いて、泣いて、泣いて、泣きまくったらなんだかスッキリして。

 

ルームサービスで15ドルのピザを頼みました(冷静!)。

 

そして、翌日お腹を壊しました。

 

世界のヒルトンで一枚1,500円のピザを自腹で頼んであたったのです。

 

悲しくなりました。

 

この後何度かお腹を壊しますが、
そのお陰で私の胃腸はとても強くなったと思っています!

 

これは、通称:エチオピアの洗礼

 

そんな洗礼を受け、

この後

私は胃腸だけではなく、

心も強くなっていくのです。

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わたしは元々いわゆるバリキャリ女子でした。

海外を飛び回る仕事好きで、結婚願望はありませんでした。

しかし31歳の時に結婚、33歳で出産しました。

そして仕事を手放し、わたしはどこにでもいる専業主婦、ママになりました。

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